あこがれ
絵が描けるひとって本当にすごいと思う。僕は小さい頃から図工だとか美術だとかそういう種類の科目がとにかく苦手で、何かを描けと云われても、見事に描けない。壊滅的に描けない。描けと云われた途端に、その対象であるものに対する僕の認識がいかに曖昧であったのかを理解する。勿論、その何かを完全に認識していたとしてもそれを巧みに描写する力量があるはずもないのだけれど、とにかく前提として、たとえばイヌを描けと云われても、イヌが具体的にどのような顔をしていたのか、本当に分からない。思い出せない。飼ってたのに。全体としての輪郭はなんとなく浮かびあがってきても、細部が分からないし、部分部分を思い出せてもそれを上手に全体として繋げることが出来ない。結果として、訳の分からない、しかし間違いなくイヌではないものが描かれることになる。
そんなわけで、僕は絵が上手なひとを(もはや嫉妬する気にもならずに)本気で尊敬する。もしかして僕と同じものを見ているようで、違うものを見ているんじゃないかと思うことがある。あるいは、僕は何かを見ているようで、何も見ていないのかもしれない。
そんなわけで、僕は絵が上手なひとを(もはや嫉妬する気にもならずに)本気で尊敬する。もしかして僕と同じものを見ているようで、違うものを見ているんじゃないかと思うことがある。あるいは、僕は何かを見ているようで、何も見ていないのかもしれない。
この記事のトラックバックURL
http://kumagaiyusuke.blog96.fc2.com/tb.php/99-00f63206

